第81回|店舗せどりは稼げない?やってわかった4つの落とし穴とおもちゃ投資の可能性

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それ、本当に“誰でもできる副業”?

こんにちは、おもちゃ投資家のミツオです。

ある日、YouTubeで目にしたタイトルがこちら。

「初心者でも簡単!店舗せどりで月収30万」
「たった1時間で3万円の利益GET!」
「利益率50%!これは買い占め案件!」

……うん、魅力的すぎる。
もう言葉の破壊力がすごい。
一撃で夢を見ました。
気づいたら「高評価」押して、コメント欄まで読み込んでました。

でもね、実際にやってみると……
「え?そんなうまくいく?」「話が違うぞ?」となることもしばしば。
気分は“詐欺ではないけど過剰広告”の被害者です。

今回は、そんな店舗せどりの“リアルな難しさ”を4つの視点でご紹介します。
体力・気力・時間、全部もっていかれた僕が、実体験で語ります。

もちろん、せどりが全部ダメなわけじゃありません。
実際、稼いでる人もちゃんといます。

でも、「SNSで見た世界」と「実際にやってみた現実」。
このギャップには、心の準備が必要です。
でないと、夢見て始めた副業が、ただの筋トレになってしまいます。

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成果が読めない「空振り前提ビジネス」

今日は絶対に仕入れるぞ!と気合いMAXで出発。
財布よし!スマホよし!必要なものは準備できた。燃えるぜ。

1軒目、売り場ガラガラ。
2軒目、在庫なし。
3軒目、定価+送料みたいな価格。

……はい、店舗せどりあるあるです。

せどりは「行けば何かあるでしょ?」という世界ではありません。
むしろ「行っても空振り」がデフォルト。
何か買えたら奇跡、なかったらただのガソリン散歩です。

地方在住だと、店まで片道30分以上なんてザラ。
気づけば、仕入れ時間よりドライブ時間の方が長くなります。
「カーせどり」って言葉が生まれてもおかしくないレベル。

さらに、この物価高の影響で、ガソリン代もバカになりません。
「何も買ってないのに、2,000円減ってるぞ…?」みたいな日も。

努力すればするほど成果が出る。
そんな甘い世界じゃないのが、店舗せどりのリアルです。
気合いだけじゃ棚は埋まってない。現実は非情。

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精神と体力の消耗がすごい

まず、シンプルに疲れます。
5軒、6軒とお店を回ると、足が棒に。
夏は汗だく。冬は手がかじかむ。
完全に敵だらけ。
すでに体力も気力も削られて、入店前からクタクタなことも。

さらに、店内では精神的にもジワジワ削られます。
たとえばトミカをカゴに10個入れたとき。
店員さんのチラ見。たまに2度見。
あれ、今なんか言いました?ってレベル。

バーコードをスマホでピッと読み取ってると、
「なにやってんのこの人?」という視線。
お客さんの目が痛い。刺さる。地味に痛い。

もちろん、悪いことは何もしてません。
犯罪でも脱税でもない。合法の買い物です。
でも「せどり=悪」みたいな空気、あります。
特に年配の方からの視線はパンチ力高め。

「堂々と買い物してるだけなのに!」
そう自分に言い聞かせながら、動きはコソコソ。
このギャップ。意外としんどいんです。
たぶん、経験ある人にはわかるはず。

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ライバル多し、在庫少なし、バラつき大きし

「SNSで話題のあの商品」が、みんなの狙い目。

つまり、ライバルもごっそりいます。

店内で他のせどらーと目が合い、「あなたもその商品狙ってますか…」と感じる瞬間も。

無言のアイコンタクトです。

そして目を離した瞬間

カゴをパンパンにしたライバルが、レジへ一直線。

その後ろ姿を、ただ見送るしかないんです。

まるで映画のラストシーン。

しかも、在庫状況は店によってバラバラ。

A店では半額セール。

B店は定価。

C店にいたっては…なぜか“定価より高い中古価格”。

え?逆に損じゃない?

同じチェーンなのに、価格も在庫も性格もバラバラ。

SNSや共有アプリの情報を信じて動いても、成果はほぼ運ゲーです。

これが、“読めなさ”の正体。

せどりは情報戦? いえ、現場はだいたい心理戦に近い空気です。

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どこまでも“労働型”になっていく

「行けば仕入れられる」
逆に言えば「行かなきゃ、何も進まない」。

店舗せどりは、まさに“動いてナンボ”の世界です。
足で稼ぐ。目で探す。手で取る。…原始的!

つまり、自分が動かないと売上ゼロ。
風邪を引いて寝込めば、収入は停止。
旅行中は「旅先で仕入れられるかな…」と脳内リサーチ。

毎日コツコツお店を回れば、確かに成果は出ます。
でも、それってもはや「副業」じゃなくて「アルバイト」。

自分の時間を切り売りするスタイルになりがちです。
しかも、気合と根性が前提。昭和の部活か。

さらに厄介なのが、天候や体調にめちゃくちゃ左右されること。

雨の日、台風の日、猛暑の日。
「今日はやめとくか」と思った時点で、仕入れはゼロ。
つまり、収入もゼロ。ゼロ地獄!

「自由に稼げる副業」と思って始めたのに、
気づけば「天気と体力に振り回される現場仕事」に…。

それが、店舗せどりのこわ〜い落とし穴なんです。

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もう走り回らない!体力いらずの「静かなせどり」

僕もかつては、がっつりせどりをやってました。
休日は早朝から、イオン、トイザらス、ヤマダ電機とハシゴ三昧。

最高月商は110万円。利益は14万円。
パッと見はすごそう。でも実態は…けっこうキツイ。

続けるうちに思ったんです。
「これ、体力的にムリだな……」と。
このままじゃ、老後を迎える前に膝が終わる。

そんなとき出会ったのが「おもちゃ投資」。
おもちゃ投資は、まさに“静かなせどり”。

ネットでポチって、部屋で寝かせる。
あとは数か月〜数年後に、プレミア化をじっくり待つだけ。

売るタイミングも、全部自分のペース。
なんなら、1年寝かせても誰にも怒られない。

猛暑でも雨でも台風でも、仕入れはノーダメージ。
体調が悪くても、スマホがあれば何とかなる。
まさに「寝転がってできる副業」。

目先の利益は少ないけど、安心感と自由度はバツグンです。
あの頃の僕に教えてあげたい。
「もう、炎天下の駐車場で在庫整理しなくていいよ」って。

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SNSは“名場面集”。現実は“全試合”

SNSやYouTubeに映るのは、キラキラした成功体験ばかり。
でも、それは「ハイライトシーン」であって、「全試合」ではありません。
実際は毎日、泥臭くコツコツやってます。
たまに負けて、たまに勝つ。
ドラマじゃなくて、地味なルーティンです。

店舗せどりには、確かに良さがあります。
でもそれは「合う人」にこそ輝く世界。
向き不向きがハッキリ分かれます。
無理して続けると、体力だけでなく心も削れます。

僕は、今日も6畳部屋でレゴを積んでいます。
空調完備、冷たい飲み物もすぐ届く環境。
まさに“快適な戦場”。
これが今の僕にはちょうどいいんです。
そして、小さく積んだおもちゃたちが、いつか大きな勝利をもたらしてくれるはず。
そんな淡い期待を胸に、今日もゆるく頑張ってます。

以上、ミツオでした。
これからも、あの箱この箱いろいろ積んでいきます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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