「高い・混む・疲れる、なのになぜ行く?」
こんにちは。おもちゃ投資家のミツオです。
今年もお盆休みが終わりを迎えました。
ニュースでは高速道路の渋滞映像。
SNSでは笑顔の旅行写真がどんどん流れてきてましたよね。
でも冷静に考えると、お盆の旅行ってかなり不思議です。
高い。混む。疲れる。
三拍子そろった「負けイベント」感が半端ないです。
それでも、なぜか人は行くんですよね。
まるで「お盆に出かけないと人間じゃない」的な空気。
この同調圧力、なかなかの威力です。
宿泊費は通常の1.5倍。
観光地は人でギュウギュウ。
帰り道の渋滞で体力ゲージは赤点滅。
それでも「楽しかったね!」で締める。
不思議すぎます。
僕には理解できません。
暑さで汗だくになり、財布は軽くなる。
疲労は溜まる。
なのに「いい思い出だった」と自己暗示。
でも、これが日本のお盆スタンダード。
多くの人が、毎年このループに飛び込みます。
今回は、そんな“意味不明な休日”を5つのテーマで掘ります。
読めばきっと、「あ〜確かに」と思う瞬間があるはずです。
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その1:お盆料金という名の“強制課金”
「値札、夏休みだけ成長期かよ。」
お盆の宿泊費は、別の生き物です。
普段8,000円のホテルが、気づけば2万円。
「繁忙期料金です」
この魔法の言葉で、価格は空高くジャンプ。
もはやカンガルーより跳んでます。
駐車場も同じ。
平日は500円なのに、お盆は1,000円。
1日停めたら、ランチ代が飛びます。
パーキングメーターの中で、札束がニヤニヤしている気がします。
でも、払います。
払わざるを得ません。
理由はシンプル。
「休みがここしかないから」。
この日程縛り、もはや人類共通の呪いです。
…おもちゃ投資だって似たところがあります。
普段3,000円のレゴが、廃盤直後に1万円。
ただしこちらは、“買う側”じゃなく“売る側”になれるのがポイント。
お盆料金はただ搾られますが、レゴは搾る側にも回れます。
ホテルに泊まって「高っ!」と叫ぶだけか。
それとも、自分が価格を上げる側に回るか。
夏の値札は選べませんが、冬のレゴ値札は選べます。
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その2:混雑という名の“時間泥棒”
「観光より並び時間のほうが長いって、どういうルール?」
お盆の観光地は、人であふれます。
駐車場に入るまで1時間。
車内のBGMは、だんだん無音に。
レストランで40分待ち。
メニューを見すぎて、ほぼ暗記。
観光スポットのチケット売り場で30分。
並んでいる間に、目的の写真スポットが頭から消えそう。
気づけば、観光より待ち時間のほうが長い。
「並ぶために来たのかな?」と自分にツッコミ。
テーマパークはさらに別格。
2時間並んで、アトラクションは3分。
比率にして40倍。
野球の延長戦より長い待ち時間。
しかも椅子も日陰もない。
「時間はお金より大事」とよく言います。
でもお盆はその真逆。
時間を失い、お金も減る。
体力も気力も奪われる。
ついでに笑顔も減る。
帰宅後に残るのは、写真と疲労感。
そして「来年は別の時期に行こう」という反省。
でも、翌年になると忘れて、また行列に並ぶのが人間です。
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その3:労働者の休暇は“選べない”
「カレンダーが決めた休暇に人生を振り回される。」
なぜお盆に人が集中するのか。
それは、自分で休みを選べないからです。
会社員はカレンダー通り。
お盆はほぼ「強制連休」。
半ば強制的に混雑へ突入します。
もし7月や9月に休めれば。
渋滞なし。
宿泊代も半額以下。
行列ゼロで快適な旅ができます。
でも現実はそう甘くない。
結果、「お盆に行く」か「行かない」かの二択。
そして多くの人は、「せっかくの休みだから…」と財布を開きます。
当然、どこも人だらけ。
駐車場は満車。
レストランは行列。
トイレも混雑。
もはや休暇というより耐久レースです。
帰宅後には、財布は軽く、体は重い。
そして来年こそ別の時期に…と心に誓う。
けれど一年後には忘れ、また同じ列に並ぶ。
カレンダーの魔力は、それほど強いのです。
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その4:SNSがつくる“楽しそうな幻”
「SNSは真実の2割しか写ってない説。」
実際にはヘトヘトでも、SNSの中は笑顔で満ちています。
海辺の夕日。
旅館の豪華な夕食。
テーマパークでの集合写真。
その裏には——
・渋滞のイライラ
・財布の軽さ
・足の痛み
が、しっかり潜んでいます。
なのに、なぜ本音が出ないのか。
疲れ切った顔を載せても、誰も「いいね」しないからです。
「疲れMAXな自撮り」に反応するのは、同じく疲れてる人だけ。
しかも疲れ顔は、後で見返すと破壊力抜群。
「この日、何キロ歩いたんだろう…」と未来の自分が引きます。
SNSは、光の部分だけを切り取る場所。
影まで正直に出すと、旅行アルバムが一気に健康診断の結果みたいになります。
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その5:“意味不明な休日”からの脱却
「混雑ゼロ、ぼったくりゼロ、疲労ゼロ。それがお盆の理想。」
私はお盆に旅行しません。
理由はシンプル。
混む。高い。疲れる。
この三拍子がそろったイベントに、わざわざ飛び込む理由はありません。
代わりに、クーラーの効いた6畳部屋で過ごします。
冷たい飲み物を用意して、ソファに沈む。
外の猛暑と人混みを思うだけで、心拍数が下がります。
一方で、お盆の旅行は過酷です。
渋滞に何時間もはまり、財布は急速に軽くなる。
帰宅すれば、疲れで翌日がつぶれるおまけ付き。
休暇のはずが、むしろ心身のダメージ合宿です。
もしあなたが旅行好きじゃないのに、お盆に出かけているなら、一度立ち止まってほしい。
「このお金と時間、本当にここで使うべき?」
未来の自分が喜ぶこと。
体を休めること。
心から楽しいこと。
この三つがそろえば、休暇は本物になります。
そしてそれは、意外と家の中にも転がっているものです。
混雑ゼロの夏は、自分でつくれます。
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まとめ
お盆休みは——
・料金が高い
・混雑が激しい
・休暇が選べない
・SNSが幻想を作る
このセットを理解したうえで、飛び込むか回避するかは自由です。
私は完全に回避組。
涼しい部屋で、冷たいお茶を片手にゴロゴロ。
渋滞ゼロ。
ぼったくりゼロ。
疲労ゼロ。
外は猛暑。
ニュースは渋滞情報だらけ。
その横で、僕はひんやり毛布にくるまります。
お盆の旅行は楽しい反面、代償も大きい。
お金、時間、体力、すべて持っていかれる。
まるで“夏の大型収奪イベント”です。
だからこそ、一度立ち止まって考えてほしい。
そのお金と時間、本当に渋滞と人混みに捧げますか?
それとも、未来の自分が感謝することに使いますか?
時間は、使い方で価値が変わります。
高いホテルより、短い行列より、あなたの自由時間のほうが貴重です。
みなさんも、今年こそ“時間の使い方”を見直してみませんか。
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