第67回|無理して働くの、もうやめません?〜会社にしがみつかなくても、生きていける方法〜

1. 朝の満員電車に見る「働きすぎ日本」

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「今日にも梅雨入りか」なんてニュースが飛び交う、6月のどんより月曜日、朝8時。
改札を抜けた瞬間から、すでに一日分の体力を削られていくミツオ。

駅のホームには、誰も喋らず、誰も笑わず、スマホとにらめっこしながら生気を失った人々がズラリ。

そこへ来る通勤電車。そこそこ混んでます。
ドア付近は身動きがとれず、奥の方は人の波。

知らない人のリュックが軽く肩に当たっても、誰も何も言わない。
ちょっとした揺れで、知らない人と距離が近づいたり離れたり。

足元には、なぜか置き去りの傘。誰のかは誰にもわからない。

「これは移動じゃない…これはもはや、忍耐だ…」
朝から頭の中で実況しながら乗り込むミツオ。

誰もがスマホを見つめ、無言でやり過ごすこの空間。
全員が“何か”を諦めた顔で、ただ次の駅を待っている。

「これが、“働く”ってことなのか…?」

いつからか当たり前になっていたこの風景。でも、果たして本当にこれが“普通”なのか。

そんな疑問が、ミツオの脳裏にふわっと浮かび始めました。

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2. 労働って、意外とコスパ悪い説

会社員生活もすでに20年以上が経過。日々のルーティンにはすっかり慣れたけれど――
「なんか割に合ってないな」と感じる瞬間、ありませんか?

ミツオ、最近気づいたんです。
働けば働くほど、なぜか疲労だけが溜まっていくというシステムに。

たとえば、月〜金まで毎日9時間勤務。
そこに通勤・準備・残業が加わって、1日12時間くらい使ってる計算。
今の給料で、食べてはいける。でも、心が満たされるかは別の話。

そして…あれ?
時給にしたら……めちゃくちゃ低くない?

頑張って働いても、物価の上昇に追いつかない。
ガソリンも食材も値上げ。光熱費も上がる。
だけど、給料は変わらない。

「もっと頑張れ!」「成長しろ!」と言われても、
がんばったところで、その成果は“会社の業績”に吸い込まれていくばかり。

「働いた分だけ、自分が豊かになる」っていうルール、
いつの間に壊れたんでしょうか。

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3. 自分の人生、他人のノルマで消耗するな

「もっと稼ぎたいなら、もっと頑張ればいい」と思われがちですが、
本当にそうでしょうか?

そもそも会社って、「売上」や「利益」や「ノルマ」を追いかけて動いているところ。
だから社員にも、「数字」「成果」「効率」を求めてきます。

気づけば、自分の生活も“数字”に支配されてる。

・今月の目標は?
・進捗はどうなってる?
・来期の計画は立てた?
・報告書は?会議の資料は?議事録は??

気づけば、人生が“タスク管理表”みたいになっていて、
自分の感情や体調より、他人のスケジュールを優先してる日々。

これってもう、「生きる」じゃなくて「稼働する」って感じです。

もちろん、仕事にやりがいを感じてる人もいると思います。
でも、何も感じないまま、ただ「やるべきこと」に追われ続ける人生って……
ほんとに、自分の人生なんでしょうか?

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4. 自由な働き方って、本当に増えてるの?

ここ数年、世の中で「自由な働き方」「自分らしい働き方」って言葉をよく聞くようになりました。

・リモートワーク
・副業OK
・フリーランス
・週休3日
・地域移住+在宅勤務

SNSでも、「会社辞めました!」「好きなことで生きていきます!」みたいな投稿が目立つようになってきました。

正直、めちゃくちゃうらやましいです。

でも、その流れは本物です。
昔は「脱サラ」なんて一部の変人だけの選択肢でしたが、
今は全然普通の人たちが、「会社にしがみつかない生き方」を選んでいます。

一方、会社側は相変わらず、

「やる気!責任感!体力!フルタイム勤務!無限の残業耐性!」

みたいな人材を求めていて、明らかにズレてます。

今、よく耳にする“人手不足”という言葉。
でもその正体は――
「会社が求めているのは、普通の人間じゃなくて、“ずっと働き続けてくれるロボットみたいな存在”なのかもしれない」と思うことがあります。

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5. お金がなくても豊かに生きるコツ

ここまで読んで「それでもお金がないと不安だよ!」と思った方もいるでしょう。
確かに、お金は大事。超大事。

でも、「たくさん稼がないと不幸になる」っていうのは、
もしかしたら刷り込まれた幻想かもしれません。

今の日本、意外と“お金をかけずに楽しく生きる”手段が豊富なんです。

たとえば――
・スーパーの総菜は安くてうまい
・YouTubeで運動も学習も無料でできる
・図書館は涼しいし、Wi-Fiも使える
・中古品やフリマアプリを使えば、モノの価値がグンと下がる
・自炊を覚えれば、外食の半額以下で満腹になる
・公園で日向ぼっこするだけでも、なんか幸せ

最低限の収入があれば、あとは「どれだけ満足できるか」の問題です。

“お金があること”じゃなくて、
“お金に振り回されないこと”が、現代の豊かさなのかもしれません。

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6. まとめ:今日もムリせず生きよう

働くことは悪いことじゃありません。
でも、「働くために生きる」のは、もうやめませんか?

人生は、一度きり。
その大事な時間を、“他人のノルマ”や“会社の目標”に費やすだけで終わらせたら、もったいないです。

「頑張って働けば報われる」
そんな時代は、もう終わりました。

これからは、「無理せず、自分を大事にして生きる」
そんな生き方が、むしろスタンダードになるかもしれません。

もし、今の働き方にモヤモヤしてるなら――
一度、立ち止まって考えてみてください。

・この働き方、本当に自分に合ってる?
・この生活スタイルで、あと10年やっていける?
・そもそも、自分は何のために働いてるの?

答えが出なくても大丈夫。
考えるだけで、人生の舵がほんの少し変わります。

今日もムリせず、ゆっくりいきましょう。

明日もまた、あなたらしく生きていいんです。

次回はこちらをお届けします。
第68回|不安になるな。アメリカに投資して、寝てろ。~おもちゃ投資も株も、ホールドが最強~

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